本邦においても Acute Care Surgery は知られるようになり、若手医師の救急疾患に対する診療参加の希望と合致し、変化の兆しが見て取れます。都市部では、救命救急センターが整備され、ATOM などの受講コースが開かれています。しかし、非都市部では個々の病院の多大な努力により Acute Care Surgery の診療が維持されています。その診療の実際とそこでの工夫および若手医師やメディカルチームの教育などについてご発表、ご議論ください。
本学会が研究会時代より討論されてきた内容です。 IVR の進歩と普及は目覚ましく、常に最新の内容を議論し発展させてゆく必要があります。外科治療と IVR の適応をどのように判断するか、多くの症例を扱っている施設の先生方のデータや症例を提示し議論してください。もちろん、あの時の症例は IVR にすれば良かった、手術が良かったなど、反省症例などについてのご発表も歓迎いたします。
米国では、 AAST や Acute Care Surgery 修練施設がそれぞれの研修プログラムを定めています。一方、我が国では、 Acute Care Surgery の診療内容や体制が施設間・地域間で大きく異なります。このような状況の中で、日本と韓国の Acute Care Surgery の展開の状況やその教育体制および若手医師の参加を促す取り組みについて両国の情報をご提示いただき、将来に役立つジョイントミーティングシンポジウムとなることを期待いたします。
内視鏡外科手術は、消化器一般外科では広く普及しています。救急外科領域でも徐々に応用され始めていますが、今後の展開を待つ状況にあります。そこで、内視鏡外科手術をすでに救急外科手術に応用しておられる先生方に、その適応、手技の実際、利点およびピットフォールなどについてご討議をお願い致します。
Acute Care Surgery における外科的処置や IVR などの治療技術の進歩は目を見張るものがあります。その周術期管理には、呼吸・循環・栄養管理は欠かせないものです。今回、栄養管理に目を向け、各施設の取り組みを紹介していただき、会員の皆様に知っていただくことを目的とし演題を募集致します。